今日は治療のお話。
31週目の妊婦さん。妊娠初期はつわりで来院されていましたが、それが落ち着いてしばらくお見かけしないと思っていたら、今度は逆子で・・・とのこと。
東洋医学では、逆子の原因は色々考えられますが、今回のお母さんは気と血のバランスが崩れ、気が上半身に偏った状態が影響していました。こういう方、結構多いんです。
「気と血のバランス」とは色々な例えがありますが、今回の場合はわかりやすく言うと、身体の中の「火と水のバランス」。火のエネルギーが強いために、相対的に水のエネルギーが不足して、火の上にのぼる性質から上半身に「気」が偏ってしまった。
お母ちゃんの身体が上下逆転してるもんだから、赤ちゃんが逆さまになってバランスをとってくれている状態。
生命ってすごいです。赤ちゃんすごい!
そこで、不足した水を補いながら、上がっている火を下ろして、上半身と下半身のバランスを整えるべく、背中のツボへ鍼を一本。
2回の治療と、養生としてお願いした足湯をお母さんが実践してくれたこともあって、次の検診ではばっちりいい状態に戻っていました。お母ちゃんありがとう!
赤ちゃん!元気に会える日を楽しみにしています。