~「病の中に光を見る」~
私たちの役割は、日本の伝統医学である「鍼・灸」を用いて病を治し、患者さんにより健やかな身体・気持ちになっていただくことです。その中で、病気や症状を敵とみなし、それらを悪者として排除し消失させることだけが治すことではなく、病むことになった背景や原因などを含めた、その「病の意味」を深く汲み取り理解することが、未来の状態までをも見据えた本当の意味での治療であると考えます。
患者さんが現在抱えている痛みや苦しみの中にこそ、今後の人生において、より健やかに暮らしていくための光ともいうべきヒントが隠されているのだと思います。
当院では、一人一人の患者さんの言葉にじっくりと耳を傾け、さらには言葉にならない身体からのメッセージに心を傾けることを大事とします。そして、数千年前に中国で生まれ、のちに日本に伝わり、この国の気候・文化にあわせて独自の進化を遂げてきた伝統的な鍼灸医学を駆使して、誠心誠意、診療させていただきます。
また当院での鍼灸治療は、現代社会を生きる繊細で敏感な日本人の心身にもっとも適した治療法であると自負しております。それによって一人でも多くの患者さんが、症状の改善だけでなく、身体という器を大切に、自らの「気持ち」の在り方を感じながら、日々を健やかに暮らしていただけますよう、この医学の実践と研鑽につとめて参りたいと思います。
院長 足立尚哉
足立 尚哉 (あだち なおや)
1978年 大阪生まれ。
大学卒業後、一般企業に入社。
26歳で起業を志し、退職。しかし、志半ばにして呼吸器を患い計画は頓挫。
呼吸器の症状が西洋医学の治療ではなかなか治らない中、知人に紹介された鍼師の治療により驚くべき速さで完治する。この時、鍼灸医学の素晴らしさに感銘を受け、一生涯をかけてこの医学を学ぶことを決意する。
2005年 関西医療学園専門学校に入学。
(一社)北辰会に入会し、学術の研鑽に励む。また在学中より山本総合鍼灸所にてご指導頂く。
2008年 国家資格取得。
扇町漢方クリニック(=OKC)での研修を経て、同クリニック内にて開業。
のちにOKC執行役員、鍼灸部主任を務めながら、研修生ら後進の指導・育成にあたる。
2014年 20歳の頃から何かとご縁のある天満にて開業、現在に至る。
(一社)北辰会では、正講師として講義・実技の指導を担当。また理事、企画部長、総務部長など会の運営に関わる職務を歴任した後、2023年末に退会。
設備について
内装について
内装には国産杉材と和紙のみを使用しております。
化学物質に対するアレルギーをお持ちの方や、臭いに敏感な方にも安心して治療を受けていただけます。
衛生面について
使用する鍼はすべて、ディスポーザブル鍼(使い捨て)です。感染症などの心配は全くありません。
治療スペースは静かで安心
当院は活気溢れる通りにありますが、奥の治療スペースはおどろくほど静かで、木の香り漂う落ち着いた空間となっています。
受付・待合室
待合室はできるだけ寛いで頂けるよう、ゆったりとしたスペースを確保しております。
本棚にある本は、待ち時間にお読み頂くだけでなく、貸出しも行っておりますので、次回来院まで続きが待ちきれないという方は、受付にお声掛けください。
また、お子様用のおもちゃもたくさん用意しており、お母様が治療中には、子供大好きな当院スタッフがおもちゃ箱をひっくり返しながらお待ちします。
問診室